あうあう
AGU fall meeting、私のイベントはすべて終了。
どれも 65 点ぐらいの出来で、可もなく不可もなく、といったところ。反省点は多いけれど、切羽詰まっていたので、穴をあけなかっただけでも良しとしないと。って、レベルの低い話で申し訳ない。
AGU はまだあと 1 日あるけれど、帰りの飛行機の都合で帰らなくちゃいけない。結局全然楽しめず(研究的な意味で)。
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AGU fall meeting、私のイベントはすべて終了。
どれも 65 点ぐらいの出来で、可もなく不可もなく、といったところ。反省点は多いけれど、切羽詰まっていたので、穴をあけなかっただけでも良しとしないと。って、レベルの低い話で申し訳ない。
AGU はまだあと 1 日あるけれど、帰りの飛行機の都合で帰らなくちゃいけない。結局全然楽しめず(研究的な意味で)。
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毎年恒例になってしまった、アメリカ地球物理学連合(AGU)秋季大会への参加。正直、そろそろ休みたい。でも、プロジェクト関連で出ざるをえず。なんとかならないかなぁ。
いつもは AGU ではポスター発表なんだけど、今年は初めて口頭発表。しかも代理を含め 2 件。さらにセッションのコンビーナー(呼びかけ人)兼座長だし、その上、夜間小集会も開催。う~ん、きついなぁ、時間的にも精神的にも。来年は分担しよう。
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リンク: 研究費の増加: 思考だだもれ.
リンク: あえて自分の首を絞めることを言ってみる: 思考だだもれ.
研究費のことに関しては、以前にもここで書いたことがある。そのリンク。
1 つ前の記事の「意見書」では、危機感を誇張している(それでもかなり和らげたつもり)。しかし、正直なところ、来るべきものが来たか、とも思った。特に、スーパーコンピューターは、民間 3 社のうち、2 社が撤退したので、見直すこと自体は理解できる。しかし、かといって、凍結を前提とした予算縮減は行き過ぎかとも思う。
逆に、Sprint8 や地球内部ダイナミクス関連は、一定の成果が出ているにもかかわらず、その説明がないだけで、あまりにも厳しい結果になっている。結論の予算減少額のもっとも小さい場合でも、事業運営は不可能に近く、これは廃止とほぼ同じ意味になる。そして多くの退職者を生み、その受け皿はない。同じ縮減でも、被雇用者が困らない、あるいは猶予を与えるような額にしてほしいと思う。あまりにも極端過ぎる。
いろいろ書いたけれど、これを良いきっかけとして、研究費の在り方が国民レベルでもっと議論されると良いと思う。巨額の税金を使っているのだから。国立大学の在り方も。
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事業仕分けで科学技術関連の事業が縮小されたり、見直しになったりで、科学者の間では大きな騒ぎになっている。一般紙でも記事になっているし、Nature 誌でも取り上げられた。文部科学省が意見を募集していて、個人や学会レベルで意見が多く出されている。
リンク: 事業仕分け 第3会場評価結果.
リンク: 行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください:文部科学省.
私は、事業仕分けそのものは賛成だけれど、科学者の視点がないのと、個々の事業を審査するという視野の狭さが気になったので、私個人名で意見を出した。金曜日の夜に急いで書いたので、勘違いしていたり、考えが浅はかだったりするところが多いように思ったけれど、出さないよりは出したほうが何倍も良いだろうと思って、思い切ってその日のうちに提出した。以下その内容。
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私は地球科学を専門とする大学教員です。科学事業に関する事業仕分けの評価コメントやと結果を拝見したところ、非常に大きな危惧を抱くに至りました。以下に意見を述べさせていただきます。
事業番号3-17 次世代スパコン
地球シミュレータができたときは、世界最速のスパコンでした。しかし、それだけで終わりませんでした。その名の通り、さまざまな地球上の現象を再現することが可能になり、それによる科学的、社会的な貢献は非常に大きいものがありました。分かりやすいものでは、地球温暖化予測、地震発生サイクルの再現、将来の大地震での強震動の予測、などがあり、これらは環境や防災の分野で大きな威力を発揮しました。しかし、それだけではなく、純粋に地球科学全体の発展にも大きな貢献をしました。
私が考えるもっとも大きな成果は、科学においてシミュレーションがもつポテンシャルを示したことです。今後シミュレーションが科学の発展に大いに貢献するであろうと、多くの科学者が考えているのではないでしょうか。
しかし、現在の地球シミュレータでも、やはり力が不足するケースが出てきます。どうしても次世代のスパコンが必要です。例えば、シミュレーションの分解能を2倍にしたいとすると、縦・横・高さ・時間をそれぞれ2倍にする必要があり、単純に考えると全体の計算量は2の4乗の16倍になります。10倍にしたいときは、計算量は10000倍必要です。分解能だけではありません。スパコンの発達で分子運動のシミュレーションが発展したように、今後もスパコンの発達に伴ってさらにあらたな分野が発展する可能性もあります。
シミュレーションには大きな未来があります。地球科学以外の分野でもシミュレーションの需要が高まっています。今後科学が大きく発展する一つの重要な要素であることは間違いありません。だからこそ国を挙げて一番争いをし、人材を育成しているのです。それを大幅に縮減することには反対いたします。
事業番号3-19-(1) 深海ドリリング
地球の7割は海です。地球のことを知ろうとすれば、海域の調査は重要です。
日本は先進国の中でも数少ない海洋国家です。海の科学に重点を置くことで、国際的にイニシアチブをとることが可能です。大陸の国家はなかなか海に重点を置くことができません。これは日本の強みです。
日本は、科学掘削に関しては、まだイニシアチブをとることができていません。国際会議では、日本人は、決して多数勢力ではありません。アメリカ、ヨーロッパはやはり人材が豊富です。それに対し、日本では海洋科学掘削の人材の育成が遅れています。
2009年9月にドイツのブレーメンで次世代の海洋科学掘削を話し合う国際会議がありました。この場でも日本は多数勢力ではありませんでした。しかし、多くの作業部会で地球深部探査船「ちきゅう」の掘削が大きく取り上げられました。つまり、将来を考えるとき、もう「ちきゅう」抜きでは語れないのです。特に地震発生帯の掘削と、マントルへの到達を目指した掘削は、「ちきゅう」なしにはあり得ません。どちらも海外のコミュニティーから大きな期待を寄せられています。
しかし、現在予算の関係から「ちきゅう」が1年間に5カ月しか運航できないと聞きます。しかも「ちきゅう」は深い掘削ができることに特徴がありますが、それには時間がかかります。つまり、わずかな場所でしか掘削できないことになります。
こうした状況で、のんびりしてイニシアチブをとれないでいると、他の国が「ちきゅう」と同等の船を建造しようとするでしょう。これは時間を争います。人材育成の面でも、「ちきゅう」運用の面でも、今の予算では少なすぎるぐらいです。むしろ増額を求めます。
事業番号3-19-(2) 地球内部ダイナミクス
ここで議論になった海洋研究開発機構の地球内部ダイナミクス部門は、これまでに地球科学において大きな貢献をしてきました。近年でもNature誌あるいは Science 誌に掲載された論文は、一つや二つではなかったように記憶しています。さらに、先述の深海ドリリングに関しても、その海域の調査研究を実施し、掘削計画の採択を果たすことに大きな貢献をしています。
こうした実績を支えているのは、ここに配分される研究費です。地球の観測調査には、莫大なコストがかかります。陸域の観測でさえそうなのですが、海域の観測ではまさしく桁違いです。しかし、それをまかなえる競争的研究資金はどこにどれだけあるのでしょうか。
さらに配分されている研究費には、人件費、つまり研究者の給料も含まれていると聞きます。それを、いきなりなしにする、あるいは半減するというのは全く考えられないことです。他のポストを用意していない以上、大半の研究者が職を失うことになります。仮に他のポストを用意するのであれば、コストがかかりますが、そこまでは考えていないでしょう。これでは優秀な科学者たちは海外へ流出してしまいます。これは日本の地球科学の大きな損失です。
全体を通して
事業仕分け自体は良いことだと思っています。そして、それが公開されていたことも良いことです。公開されている、ということは、事業仕分けでおかしな議論をしたときに、外部がそれに批判することができるということです。つまり、公開されている、ということは、国民の批判に耳を傾けることを前提としている、ということであると理解しています。ぜひ、そうであっていただきたいと思います。
科学にかぎらず、学問は文化です。社会に役に立つ、立たないとは別の次元で議論されるものです。それゆえに、むだなものが多いように見え、真っ先に費用を削減することができます。それをしないために、戦略的な科学技術政策、というのが考えられているはずです。とくに巨大な費用のかかる科学は、長期戦略に基づいて慎重に優先順位とバランスを議論し、事業規模を決定してきたと理解しています。
事業仕分けでは、科学事業が個々に俎上に上がりました。評価コメントや結果を見る限り、科学技術政策の中の優先順位もバランスも全く考えられていませんでした。科学分野に精通している人も少なかったように思います。これでは簡単に廃止や縮小になってしまいます。
科学を事業仕分けにかけるべきではないとは言いません。かけるのであれば、まず先に科学技術政策全体を見直すこと、そして全体の中でのその事業の優先順位とバランスを議論してほしいと思います。
もしそれをせずに、今後も事業仕分けで同じことが繰り返されるのであれば、個々の科学事業が簡単に縮小・廃止になるでしょう。そしてトータルでみれば科学にかける費用が大幅に少なくなるでしょう。そうなれば、優秀な科学者は海外に流出し、若手の人材は育たなくなるでしょう。日本の科学は確実に衰退します。そして一度衰退したら復活させるのは決して容易ではありません。そのことを考慮した、慎重な議論を望みます。
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念のためにもう一度言うけれど、急いでいたので調べきれず勘違いしているところがある可能性が高い。その場合は、おゆるしを。
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研究というやつは、未知のものに挑んでいくから面白い。それはどの分野でも同じ。そこに魅力がある。
先日、NHK でリーマン予想の特集を見た(『魔性の難問〜リーマン予想・天才たちの闘い〜』)。リーマン予想は未解決の数学の難問として有名。これまで『数学セミナー』誌などでその名前は良く知っていたのだけれど、どんな予想なのか、なぜ重要なのかは、全く理解できずにいた。
番組ではそういったところに重点を置いて説明されていたので、うれしかった。番組の説明がどの程度的確だったのかは分からないけれど、それでも問題の面白さはなんとなく分かった気がする。やっぱり数学って面白いね、と思った(BS-hi で 11/21 に関連番組があるので、それも見ようっと)。
これまで科学の番組は、分かったことを伝えることが多かった。もちろんそれも良いのだけれど、この番組みたいにもっと未知なものを紹介してほしいと思う。できれば、中学生、高校生向けに作られると、理系離れが多少改善するんじゃないかなぁ。もちろん大人向けでも十分。その子供にも良い影響をあたえることができるだろうから。
そういう想いもあって、私は講義でもなるべく未知なことについても触れるようにしている(ときどきだけど)。効を奏しているのかどうか分からないけれど。
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大学では研究の時間は、実はかなり少ない。それ以外でかなり時間をとられてしまうため。おそらく、時間を捻出して研究をする、という人が多いのではないかと思う。つまり意識的に研究する時間を作らないと、他の仕事でずるずると時間がつぶれてしまい、研究する時間がなくなってしまう。
私もなんとか捻出したいと思って、いろいろな方法を試しているけれど、まだこれといった方法に出会えていない。まだ試行錯誤が続きそう。
本当に研究だけをしたい人は、大学内でも研究所・研究センターというところにいくか、あるいは大学以外の研究所にいくことになる。そういう行き先を選べるようになるには、実績を積むことが必要。つまりかなりの実力がないと難しい。
アメリカの大学は、研究と教育の担当が分かれていることが多いらしく、比較的研究に専念しやすいらしい(本当かどうか抑止らないのだけれど)。
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8/14-18 は船に乗っていた。海洋研究開発機構の「かいれい」で相模湾と房総半島沖で、地熱、地質、地下構造、地形の調査。馴染のない分野の上に、今回は研究者側のリーダーだったので、慣れない仕事ばかりで、大変だった。研究者、乗組員、技術支援員の皆さんに助けていただきながら、なんとか終えることができた(航海後の仕事が残っているけれど)。
それにしても、天候・海況に恵まれ、また事故もなく、ほぼ想定した範囲の調査ができたのは良かった。前の週だったら、台風が来ていたから、ほとんど実施が無理だったんじゃないか。
今回は海洋研究開発機構の体験学習プログラム「海洋と地球の学校」を経験した学生の乗船研修もあった。私たちの観測の見学や、研究船の仕組みなどを学ぶのが目的。いろいろと興味を持ってくれたようで、こちらとしてもうれしかった。大学教員としては研究者になってもらえればベストだけれど、そうでなくても有形・無形問わず今後の人生に有益であってくれれば、と思う。
↑これは地熱(地殻熱流量という、熱が下から上に伝わる量)を調べるもの。下の赤い棒に複数の温度計とそれを記録する装置が付いている。これを海底に突き刺して地下数 m の温度を調べる。黄色い頭の部分は突き刺すための重り。
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リンク: 極地研探検-国立極地研究所を一般公開します-.
今年 4 月、極地研究所は立川市に移転した。その地で 8/29 に一般公開があるそう。去年まではやっていなかったような気がするけれど、違ったかな。
極地研は以前ポスドクでお世話になったところ。早く新しい建物を見てみたいけれど、なかなか行く機会がない。
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リンク: 京都LOC:日本地震学会2009年度一般公開セミナー.
今年の秋の地震学会は京都。一般向け講演会も恒例通り。今回は、近畿での予想される大地震についての話なので、お近くの方は是非。
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10 月に京都で開催される日本地震学会 2009 年度秋季大会で、特別セッション「掘削科学と地震学」が開かれます。コンビーナの一人です。よろしくです。
これまでもこのブログでは地震学と掘削科学の話題を出してきたけれど、地震学の社会ではまだまだ掘削科学は馴染がない、と言って良いと思う。でも、今後の地震学の発展のためには、掘削科学は欠かせないと思っている。そういうのがセッションを通じて伝われば良いな、と思う。
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