この夏、注目の 2 冊
私は地震学の中でも、地球内部構造と震源過程を主に研究している。
この夏、それぞれの分野に関連する一般向けの本が出された。まだ読みはじめたばかりなので、内容が面白いかどうか分からないけど、しかしこういうのが一時(いちどき)に出ただけでうれしかった。
■「日本列島は沈没するか」
(西村一、藤崎慎吾、松浦晋也 著、早川書房刊)
題名から推測できるように「日本沈没」の関連本。しかし、構想は映画化の話が出てくる以前からあったらしい。執筆陣に SF 作家や科学技術関連のノンフィクション・ライターが含まれているため、啓蒙書というよりは、娯楽性を含んだ解説書となっているようだ。
■「地震の揺れを科学する ー見えてきた強震動の姿ー」
(山中浩明 編著、武村雅之、岩田知孝、佐藤俊明 著、東京大学出版会)
東京大学出版会から出るので、専門書かと思っていたけど、実は啓蒙書。しかも縦書きで数式がほとんどでない。強震動で啓蒙書って、これまでになかったかも(関東大震災に的を絞った「関東大震災 大東京圏の揺れを知る」というのはあるけれど)。こういう本が出るとは思わなかった。
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