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2004-12-01

カップスープと物性

 カップスープで、お湯を入れて入れてかき回していると、だんだん音が高くなっていくのは、なんでなんでしょうね。ココアなんかも同様だから、原因はカップがあったまっていくことによる物性の変化か、液体の粘性の変化か、そのどちらかだとは思うんだけれど。

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2004-12-02

商魂たくましいというか、あざといというか

ライブドア証券 ライブドアトレードのご案内

 ネットマイルからの DM で、案内されるページ。その中で

幻の【仙台ライブドアフェニックス】カードほか豪華商品と交換できる livedoor ポイントが抽選で当たる!

というのがあって、思わず苦笑。まあなんというか、転んでもただでは起きませんね、この会社。

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2004-12-06

設定ファイルが多すぎる

 Unix 系 OS の場合、設定ファイルがホームディレクトリ(自分専用の作業ディレクトリ)の直下に置かれる。. (ドット)で始まるファイルで、ファイル一覧を見るコマンドをオプションなしで使うと、表示されないようになっている。

 だいたいソフトごとに設定ファイルが作られる。5 年ぐらい前までは使うソフトが少なかったので、数も少なく大して気にならなかったけど、最近は使うソフトが多く、設定ファイルも増えてきた。現在、何十個もある。いくら、普段表示されないファイルといっても、これだけのファイルがホームディレクトリ直下にあるのはあまり気分の良いものではない。設定ファイル専用のディレクトリを作りたいけど、ソフトの方がそういうのに対応していないので、難しい。なんとか標準規格を変えてくれないだろうか。

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阪神・淡路大震災から10年ということで

地震研究のこれまでの10年 これからの10年

という特別公開講座が、東大駒場キャンパスで開かれるそうです。くわしくは上記リンク先のページへどうぞ。

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2004-12-07

xgraph でマルチコラムなデータファイルを読ませる

 きれいな図を描くのには GMT を使っているけれど、ささっとデータのチェックするのに使うのには xgraph が便利。Vine Linux では標準インストールでは入らないけれど、VinePlus に入っている(はず、ちょっと記憶が曖昧)。

 基本的に x-y のデータをプロットするソフトで、波形なんかも描かせてみたりできる。xgraph test.dat のように使い方も簡単。複数のファイルを指定すれば、複数本のプロットができる。単一のファイルでも、空白行で区切っておけば、やはり複数本のプロットができる。でも、残念ながらマルチコラムなデータ (x, y1, y2, ..., yn の列になっているデータ) には対応していない。昔使っていたワークステーションに入っていた xgraph は対応してたんだけどなぁ。

 で、チョコッと書いたスクリプトファイル mxgr がこれ。

#!/bin/sh

if [ ! -f "$1" ]; then
echo "mxgr: Cannot open $1."
exit
fi

awk '{if(NR==1){nj=NF;}for(j=1;j<=NF;++j){d[NR,j]=$j}}END{for(j=2;j<=nj;++j){for(i=1;i<=NR;++i){print d[i,1], d[i,j];}print "\n";}}' $1 | xgraph

 mxgr test.dat なんてやるとマルチコラムのデータファイルでも複数本プロットしてくれます。ただし、オプションを xgraph に渡したりはできないので、やりたい人はそれ用に拡張して下さい。

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2004-12-13

鼻声家族

 先週、坊主がひさびさに本格的に風邪をひいて、ウチはえらいことになっていました。今回は、熱だけでなく、咳を伴っていたせいか、夜は坊主の眠りが浅い。おかげで相方は寝不足状態。おまけにウィルスももらってしまって、風邪ひきさんになってしまいました。私も週末看病を手伝ったのですが、私もみごとに風邪をもらってしまいました。で、土日は家族そろって鼻声。

 昨日の午後あたりからだんだんみんな回復してきましたが、完治にはまだしばらく時間がかかりそう。

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2004-12-14

ドル-ピー

 先日出勤中、ふと「トムとジェリーの間にやっていた短編の、あの犬はなんだっけ」と思い、数歩歩いて、「あ、ドル-ピー!」と思い出した。で、探したのがこのページ

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2004-12-15

「ちきゅう」で地球を掘る

Rep.12 地球深部探査船「ちきゅう」訪問記

 先日紹介した『第六大陸』の著者、小川一水さんのサイト小川遊水池の中にあったページ。

 自分の研究と比較的近い分野ではあるんだけど、意外と知らないんですよね、地球深部探査船。なので、このページで知ったことも多かった。いつかは乗ってみたいなぁ。

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2004-12-17

良いモデルとは

 このところ『情報量規準』という本を通勤中に読んでいる。情報量規準、というのは観測結果からモデルを構築する時に使われる指標で、AIC とか ABIC などが有名。でも、ほかの情報量基準を知らないし、それらに比べてどう優れているのか、などについてが全く分からない。しかも地震学の分野においては AIC にしろ、ABIC にしろ日本人以外はほとんど使わない。本当に良い指標なのか、そんな不安を感じていたところに、ちょうどこの本が出版され、即買いした(結構高いのだが)。

 基本的に統計学の本なので、なかなか読み進めない(そもそも通勤中に読むというのが間違っている)。それでもしっかり順を追った構成になっているので、この分野には素人の私でもなんとかかろうじて読めている。おそらく、その分野の人の目には良い教科書だと映っているだろう。

 最初のところで、真のモデルと良いモデルは違う、というのがでてきて、目からウロコ、だった。モデリングに対する認識が変わった(遅すぎか?)。

 それにしても、いまだに、なぜ「情報量」という言葉が使われているのかが分からない。最初に聞いた時から、なんか違和感があったのだが。

『情報量規準』(小西 貞則・北川 源四郎著) [ amazon | bk1 ]

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2004-12-20

大家の路線変更

 柳田邦男さんの『キャッシュカードがあぶない』という本が気になってしょうがない。タイトルだけ見ると、ありふれた感じで、著者を知らなかったら見向きもしなかっただろう。でも、あの柳田邦男さんである。いつも事故や医療に関わるノンフィクションを書いてきたのに、急に路線の違う本を出すなんて。そこが気になる。でも、買うかどうかは立ち読みしてからにしよう。

『キャッシュカードがあぶない』
(柳田邦男著) [ amazon | bk1 ]

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2004-12-21

ローマ字で書かないで

あるトラックに会社名がこう書いてありました(○○は固有名詞)。

○○ Unyu

... うにゅ?

...

... 運輸でした。

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2004-12-22

自分宛じゃな〜い

 仕事柄、以前在籍していたところに郵便を送ったりすることがときどきあります。宛先の住所を書くと、クセなのかそのまま自分の名前を書いてしまったりするんですよねぇ。一連の流れで。

 まあ、宛先用シールを使っているので、封筒とかハガキの被害がないのが救いなんですが。やっぱり、宛先の氏名だけ最初に書いておく、なんてことをした方が良いのかな。

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2004-12-23

揺れの上限

 ときどき、耐震関係の触れ込みで、震度 7 でも大丈夫、みたいな文言を見かけることがあります。

 でも、震度 7 って、上限ないんですよ。青天井。それなのに、大丈夫、なんて書いてほんとに大丈夫?なんて思うんですが。

 ただ、触れ込みが間違いなわけではないんです(たぶん)。おそらく、震度 7 相当を記録した地震動で揺らしてみて大丈夫だったんだと思います(推測)。ただ、それよりも激しい揺れが起こらない保証は何もありません。

 理想的には、現実に起きる可能性のある揺れの上限をちゃんと見積もって、それで揺らしてみるのが一番だと思います。でも、ちょっと難しいでしょうね。

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2004-12-24

今日の単語

merry

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2004-12-26

インドネシアで巨大地震

 なかなか仕事が片付かないので、年末年始休めるようにするために、今日は昼過ぎから休日出勤。

 仕事前にメールやニュースをチェックしていたら、インドネシアで M8.5 の地震が起きたのを知る。アメリカ地質調査所 USGS のページでちょっと調べていたらどうやら、この10年で最大級のもののよう。

 ニュースによると、インドネシアから離れたスリランカで津波で死者が多数出たようだ。いかに津波が(ひいては地震が)大きかったかが推測できる。インドネシア内の被害状況がまだ良く分からないけれど、おそらく甚大だろう。

追記:
 M8.9 に修正されたらしい。この10年で、どころじゃない。少なくとも、私が生まれてからは最大。1964 年のアラスカ地震が Mw 9.2 で、それ以来の大きさのよう。

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2004-12-27

インドネシア地震のスケールの大雑把な推測

 インドネシアの地震が気になって、終わらせるべき仕事がなかなか進まない……。

 調べていくうちに、M8.9 のすさまじさが垣間見えてきた。これまでアメリカ地質調査所で決められた余震の分布を見ると、震源から北方へおよそ 1000 km にわたっている。余震範囲がそのまま本震の震源域とは限らない(余震が本震の震源域の外側で起きることもある)けれど、それでもすごすぎる。

 震源の大きさを推測する別の指標として、「大体半分ぐらい破壊が終了した時間」 (half duration という)がある(厳密な定義は違う)。それが 90 秒と推定されている(ハーバード大のグループの解析による)。つまり、もしそれがちょうど真ん中だとすると、全体で約 180 秒間破壊が継続したことになる(実際は違う可能性もある。ハーバード大が求めた「大体半分ぐらい破壊が終了した地点」とアメリカ地質調査所が求めた「破壊開始地点」があまり離れていないのが気になる)。

 破壊の伝播速度が秒速 3.3 km と仮定して、破壊が細長い断層面上で一方方向に進んだと仮定すると、断層の長さはおよそ 600 km ぐらいとなる(伝播速度は 2.5~4.0 km/s ぐらいの値をとりうるし、破壊が一方方向、というのも間違っているかもしれないが、まあ妥当な線だと思う)。 余震域よりもだいぶ短いので、もうちょっと長いかも。それでも 600 km というと、日本でいえば、想定されている東海地震・東南海地震・南海地震の全てをあわせたものより大きくなるんじゃないだろうか(未確認)。

 また、Mw 8.9 、断層の長さ 600 km に加え、断層の幅を 100 km(広すぎるかも) 、剛性率を 3.0 × 1011 dynecm と仮定すると、断層面上でのずれの平均値はおよそ 18 m になる。もっと小さくなる可能性もあるが、それでも 10 m は下らないだろう。18 m として、もしそれが海底まで達していたとすると、断層面の傾斜角が 9 度とされているので、海底面では約 2.8 m 上下の食い違いが生じることになる。傾斜角が低角なわりに津波が大きかったのもうなづける。

 以上、いろんな仮定、推測に基づいているので、あまりあてにはしないでください。計算ミスもあったりするかもしれません。

追記:
 さらに Mw 9.0, half duration 95 秒と修正されたらしい(ここでは書き直さず)。

追記2:
 秒速を時速と書いていたのを修正。

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2004-12-28

地球を何周もする表面波

 地震波には、地表面を伝わる表面波というのがあります。ちょうど波紋が広がるような感じで、地表面を伝わっていきます。地球は丸いので、大きい地震だと地表面を何周もします。

 その様子が今回のスマトラ沖地震でも見られました。

 リンク先の図は世界中にある地震観測点で記録された上下成分の波形(周期は 167 ~ 333 秒)を震源距離の順に並べたもので、レイリー波と呼ばれる表面波が見えます。縦軸が震源からの距離(x 1000 km;上が震源に近い点、下が震源の裏側に近い点)、横軸が地震発生からの時間(x 1000 秒;3600 秒で 1 時間なので、約 6 時間分)です。

 約 5500 秒で震源の反対側に到達するのがわかります。この図は、ちょうど地球を 2 周したことを示しています。

 本当は 3 周ぐらい(あるいはそれ以上)する様子が見られるはずなのですが、これ以上長いデータを取得するのが面倒なので、ここまで。このデータは、IRIS DMC というアメリカのデータセンターからネット経由で取得しました。

 実は、似たような図は地震学の教科書に載っているんですが、一般の人には珍しいと思ったので、作ってみました。

追記:
 波形をならべて書いているので、観測点が一列にならんでいると勘違いするかもしれませんが、実際には世界各地に散らばった観測点です。

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