2013-10-28

卒業研究のテーマを考える

 他の分野でもそうなのか、あるいは地震学の分野でも人によるのかもしれなけれど、大学 4 年生の卒業研究のテーマを考えるというのは、なかなか難しい。

 4 年生なので、ようやくその分野の基礎的な知識・考え方が備わってきたという段階。しかし、研究をやるからには、これまで誰もやっていなかったことをやらせたい。難しすぎず、かつ、誰もやっていない、かつ、限られた時間内で、というのを両立させようとすると、かなり自由度が低くなる。特に自分の得意な分野(地震学の中のさらに狭い分野)だと限られてしまうので、得意ではないけれど指導できそうな分野、にも手を伸ばすことになる。そうすると、自分も勉強して、下調べ、下準備をやっておかなくてはいけない。場合によるけれど、これにかなり時間を費やされることもある。

 あまり知られていないだろうけれど、意外と卒業研究指導は大変なのであります。「親の心、子知らず」ならぬ「師匠の心、弟子知らず」。もちろん(?)私が学生のときは、師匠の心は知るよしもなく……。

 最近ちょっとネタ切れになってきたので、来年はどうしようか、と思っているところ。今のうちに下調べをしておかないと、と思っている。

 ちなみに私が 4 年生の時は、研究ではなくて、レビュー論文(あるテーマについてこれまでの研究をまとめた論文)が卒業論文だった。

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2015-08-27

写真サムネイルインデックスのページを作るスクリプト

仲間内で写真を配りたい時に簡易的なサムネイルインデックスのページを作るシェルスクリプト。サムネイルはオリジナルサイズのファイルにリンク。一括ダウンロード用にzipでまとめたファイルへのリンクも用意。

zipコマンド、awkコマンド、およびImageMagickのconvertコマンドが必要。

適当に書いているので、おかしなところも多々あると思いますが、そのあたりはご自身で修正してください。
(HTMLタグの記述が古い……、ので書きなおした 20:51)
「photoindex.sh」をダウンロード


#!/bin/sh
#
# creating thumbnail index
#

#
# variables
#
WIDTH=180
HEIGHT=120
ZIPFILE=allpic.zip

#
# copy: jpg --> JPG
#
if PICS=$(ls | grep -e "\.jpg" | grep -v -e "-SMALL")
then
for f in ${PICS}
do
echo ${f}
if [ -f ${f%.jpg}.JPG ]
then
mv -v ${f%.jpg}.JPG ${f%.jpg}-orig.JPG
fi
cp -v ${f} ${f%.jpg}.JPG
done
fi

if PICS=$(ls | grep -e "\.JPG" | grep -v -e "-SMALL")
then

#
# creating thumbnails
#
for f in ${PICS}
do
echo ${f}
smallf="$(basename ${f} .JPG)-SMALL.JPG"
if [ ! -f "${smallf}" ]; then
#convert -resize ${WIDTH}x${HEIGHT} +profile "*" ${f} ${smallf}
convert -thumbnail ${WIDTH}x${HEIGHT} ${f} ${smallf}
fi
done

#
# creating an archive including all photos
#
if [ ! -f "${ZIPFILE}" ]; then
zip -n .JPG ${ZIPFILE} ${PICS}
fi
TOTAL=$(ls -l ${ZIPFILE} | awk '{if($5/1024/1024>=1.0){printf("%d MB\n", $5/1024/1024)}else{printf("%d KB\n", $5/1024)}}')

#
# creating an index page
#
# header
#
cat < index.html




Photo index


Thumbnails are linked to the original file, full size image.



EOF

#
# layout
#
ls *-SMALL.JPG | awk -v width=${WIDTH} '{pic1=$1;gsub("-SMALL","",pic1);printf("\n", pic1, width, $1);}' >> index.html

cat <> index.html


Download all the pictures (${ZIPFILE}, ${TOTAL})


EOF

#
# closing html
#
cat <> index.html


EOF

fi


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2015-11-08

映画『カリフォルニア・ダウン』のおかしな点

地震津波関係でおかしな点を列挙してみた。ほかにもおかしな点はあるけれど、専門外だし、際限がないのでやめておく。人によってネタばれと感じるかもしれないので注意してください。

(電波で地震予知、は明らかにフィクションとして取り入れられているので、ここではおいておく)

・PC画面でリアルタイムに描かれる地震波形1本を見て(計算して?)マグニチュードを叫んでいたけれど、その情報だけではマグニチュードは分からない。緊急地震速報なら別だけど、PCの表示画面はそれっぽくない。

・ダムの近くの群発地震は水による誘発であることが多い。離れているプレート境界の地震に結び付けることはかなりの飛躍。

・新しくできた(?)プレート境界が、既存のプレート境界を迂回するように大曲りしているのは、かなり不自然。

・地震の横ずれ断層沿いに巨大な地割れは起きない。

・すべての建物が弱すぎる。

・多数の地震が立て続けに起こったら、自動で震源決定をするのは不可能

・あのあたりは横ずれ断層だし、断層はほとんど陸上なので、巨大津波発生はかなり特殊なことを考えないといけない。正断層や逆断層が部分的にあるとか、海底地すべりの誘発とか。

・ノブヒルはそこそこ標高が高いし、そこのビルの5~10階(?)も浸水する津波はあまりにも高すぎる。しかも浸水しっぱなし。

・津波は第2波、第3波も大きいはずなのに、完全に無視されている。

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2016-03-08

サイエンスカフェのスライド(抜粋)

3月5日(土)にSANDECO COFFEE 数学カフェでサイエンスカフェが行われ、話をしてきました。その時のスライドのうち、著作権許諾が必要なものと研究上まだ公表しにくいものを除いて、アップします。何かの参考になれば幸いです。

いくつか、補足という名の言い訳を書いています。

Slideblog_01

Slideblog_02

Slideblog_03


Slideblog_06


Slideblog_07

補足:1914年桜島の地震の時の写真です。生産町は今はなく、易居町・小川町に含まれたようです。天文館の東、海に近い地域です。

Slideblog_09

補足:陸側のプレート内地震は通常、こういう分類はしません。特に背弧拡大域の地震は分けないのが普通です。正直分けたほうが良いのか、分けないほうが良いのかまだ分かりません。たいした問題ではないですけれども。

Slideblog_10


Slideblog_11


Slideblog_12

補足:これはちょっと極論です。二の次、と書きましたが、命を守る備えを最優先に、あとは必要に応じて、という意味です。備えることはたくさんありすぎて、何から手をつけていいのか分からなくなり、結局手をつけないままになってしまいがちです。優先順位が重要です。

備蓄については、個人の意見ですが、水を最優先にすべきと考えています。夏場、脱水症状が起きやすくなるためです。数日食べ物がなくても、健康な人なら死にませんが、数日水がなかったら、健康な人でも死にます。

Slideblog_13

補足:「過信しない」というと、逆に全く信じてはいけないのか、となってしまいそうですが、そうではありません。知見はまだまだ不十分であること、予測手法・技術も発展途中であること、情報伝達方法も難しいこと、などから、どうしても限界がある、不確定さが大きい、ということです。あくまで「目安」で、大きく予測がずれることもあると思ったほうが良いです。

Slideblog_14

補足:他にも良い本がたくさんあります。本屋さんでいろいろと探してみてください。

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2016-11-24

地震研究所の銅版の碑文

地震研究所の銅版の碑文については以前書いたことがあるけれども、そのときは原文を転載していた。漢字を今よく使われているものに変換して読みやすくしたものも用意してあったんだけれど、当時はなぜかブログに載せてなかった。発掘されたので、それを下に載せておきます。

明治二十四年濃尾地震の災害に鑑みて震災
予防調査会が設立され、我国における地震
学の研究が漸くその緒に就いた大正十二年
帝都並びに関東地方を脅かした大地震の災
禍は更に痛切に日本に於ける地震学の基
礎的研究の必要を啓示するものであった。
この天啓に促がされて設置されたのが当
東京帝国大学附属地震研究所である。創立
の際専らその事に尽瘁した者は後に本所
最初の所長事務取扱の職に当った工学博
士末廣恭二であった。その熱誠は時の当大
学総長古在由直を動かし、その有力なる後
援と文部省当局の支持とによって遂に本
所の設立を見るに至ったのが大正十四年
十一月十三日であった。本所永遠の使命と
する所は地震に関する諸現象の科学的研
究と直接又は間接に地震に起因する災害
の予防並びに軽減方策の探求とである。この
使命こそは本所の門に出入する者の日夜
心肝に銘じて忘るべからざるものである。

昭和十年十一月十三日 地震研究所

なお「尽瘁(原文は盡瘁)」は「じんすい」と読みます。

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